11月 04 2011
高齢在宅患者さまの状況判断
今日は在宅で療養されている方の置かれた環境を、どのように医療従事者やヘルパー等に伝えればいいか、というお話です。
病院を退院して在宅療養に移る場合、当然病院にいた時よりは不自由になります。しかしその不自由さが療養不可能にしてしまうほどのものであれば、在宅へのシフトに待ったをかけねばなりません。そうならないためにも的確な評価で患者さまの置かれた状況を把握せねばなりません。

そこで高齢者総合機能評価(Comprehensive geriatric assessment CGA)という評価方法があります。
これは「医学的評価」「身体的評価」「精神的心理的評価」「社会的評価」という4つを柱としています。
「医学的評価」とは“どんな病気があって、どれほど悪いのか?コントロール出来ているのか?”ということの評価です。当然在宅医療でコントロールできるほどになっていなければ退院させられません。
「身体的評価」とは“日常生活の機能障害はどの程度なのか?”ということの評価です。これは日常生活が過ごせていけるかというADLという言葉で言われることが多いのですが、ここではさらに細かく見ていきます。それは基本的ADLと手段的ADLという分け方をすることで細かい評価を可能にします。基本的ADLとは食事がうまくとれるか?お風呂に入れるか?服が着替えられるか?といった、ごくごく基本的な日常生活動作の評価です。
手段的ADLとは家計を管理できるか?乗り物に乗れるか?買い物に出かけられるか?といった一人暮らしをするうえでのもう少し高レベルの日常生活動作の評価です。
次回は「精神的心理的評価」「社会的評価」から話しを進めます
