11月 26 2013
海部医療圏第47週(11月18日~23日)感染症情報
感染性胃腸炎が多くなってきました!
毎年冬の季節になると、子供さんを中心に多くなってきます。手洗い・うがいをしっかりと行ってください
RSウイルスも依然多いです
減少する傾向はみられません。引き続き多い状態です。
いずれにしても、冬本番といった様相を映しています。ご注意ください!
11月 26 2013
感染性胃腸炎が多くなってきました!
毎年冬の季節になると、子供さんを中心に多くなってきます。手洗い・うがいをしっかりと行ってください
RSウイルスも依然多いです
減少する傾向はみられません。引き続き多い状態です。
いずれにしても、冬本番といった様相を映しています。ご注意ください!
11月 20 2013
RSウイルスが多く発生しています。
RSウイルスは乳幼児において重要な疾患です。お父さん・お母さん方には注意をお願いしたいです!
感染性胃腸炎、アデノウイルス感染症が多くなってきました!
当院でも多くみられるようになってきました。こちらもご注意ください。
11月 12 2013
RSウイルスが流行中です
前週に引き続いて流行中です。なお感染者の73%が2歳未満のお子様です。
RSウイルスは細気管支炎に移行しやすく、そうなると入院も必要となってきます。くれぐれも、うがい・手洗いをお願いいたします。
A群β溶連菌、感染性胃腸炎も多くなってきています
ともに前週の1.2倍の患者数となってきています。ご注意ください。
インフルエンザが発生してきています
一宮市・小牧市で確認されています。今後要注意だと思われます。
11月 10 2013
今日は、近頃騒がれている“むずむず脚症候群”についてのお話しです。むずむず脚症候群は下肢がどうにも静止していられないという病気です。
〇いろいろ呼び名があるようです
このむずむず脚症候群はいくつか呼び名があるようで、日本神経学会では下肢静止不能症候群といい、また疾患概念を確立した医師の名前を取ってウィルス・エクボム症候群と呼んだりもします。
〇結構多くみえるようです
患者様の頻度は欧米では5~10パーセント、日本では2~3パーセントということです。年齢層は小児から高齢者まで、すべての層でいらっしゃるようです。
〇病態は…?
夜、下肢に異常な感覚が生じてそのために眠れなくなってしまう、身体疾患に伴う不眠症です。これは3つほど原因が考えられており、ひとつには夕方から夜にかけてドパミン神経の機能のサーカディアンリズム(日内変動)によって、夜間特にドパミン神経の機能が落ちるために起こるというものです。
もう一つは脳内の貯蔵鉄の欠乏が原因となるものです。ドパミン神経はの機能には鉄が重要なので起こってくるのです。
最後には遺伝的要因が考えられます。
〇症状は…?
2003年に国際レストレスレッグス症候群研究グループが発表した診断基準があります。それによると4つの特徴を必須事項として挙げています。
1、 下肢の感覚異常によって脚を動かしたいという強い欲求に駆られる
2、 じっとしていると感覚異常が悪化する
3、 脚を動かすことによってこの感覚異常はやわらぐ
4、 夜間になると感覚異常が悪化するという、日内変動が見られる
といったことが挙げられています。
このほかに、診断を支持する項目として「家族歴」があること、ドパミン作動薬の投与によって症状の改善がみられること、睡眠ポリグラフ検査を行ったときに周期性下肢運動という下肢の異状運動を併存する例が多いことが挙げられます。
〇治療は…?
先ほどの原因からもわかるように、ドパミン作動薬の投与や鉄剤投与が考えられます。これらの製剤を服用で劇的に症状が緩和されることがあり、それだけになかなか確定しづらい病気であるこの症候群の診断を確実に行う必要性が求められるというものです。
11月 06 2013
RSウイルス・A群溶連菌・感染性胃腸炎が流行中です!
いずれも前週より患者数がアップしています。RSウイルスは乳幼児の細気管支炎、溶連菌は腎症、感染性胃腸炎は嘔吐・下痢による脱水症など、強い合併症を併発してくることがあります。くれぐれもご注意ください!
11月 04 2013
今日は口唇ヘルペスについてのお話しです。口唇ヘルペスはありふれた病気のひとつで、一度はみなさん見たことがあると思われます。
〇どんな病気?
口唇ヘルペスは、唇やその周囲にピリピリ・チクチクするような違和感や、かゆみが生じた後に軽い痛みを伴う水ぶくれができる病気です。
疲れた際や発熱時など免疫力が低下しているときに生じます。症状は数年に1回という方から1年に数回という方まで様々です。
〇どうして口唇ヘルペスになるの?
口唇ヘルペスは「単純ヘルペスウイルス」というウイルスに感染することで起こる病気です。
症状が出ている人の水ぶくれ・唾液・涙液などに接触することで感染します。特に水ぶくれの中にはウイルスが沢山存在するために注意しなくてはなりません。
ウイルスが付着したタオルやコップなどを介しての感染があります。
また、症状が出ていなくても唾液などにウイルスが含まれていることがあります。
この時にキスや頬ずりをするとうつってしまう可能性があります。
〇どうして再発するのでしょうか?
では、どうして再発するのでしょうか?
単純ヘルペスウイルスは一度感染すると、生涯にわたって神経に潜伏感染し続けます。健康な時は潜伏しているウイルスは免疫力よって抑えられていて、活動できなくされているため症状は出てきません。しかし、疲労やストレス発熱などで免疫力が低下すると、ウイルスを抑え込めなくなって活動し始めるため、症状が出るのです。
〇治療法は?
ウイルスの増殖を抑える「抗ヘルペス薬」があります。塗り薬であったり飲み薬であったりします。
この薬はウイルスが増殖しているときに効果を発揮します。よって、症状が出たら早めに使い始めることが重要です。その結果症状を軽減し治癒までの期間を短くすることができます。
また、薬を使い始めても2日間ほどは症状が進行することがあります。効果が出てくるまでに時間を要するからです。自己判断による休薬はやめていただきたいところです。
11月 03 2013
前回は帯状疱疹の症状などについてお話ししてまいりました。今回は合併症・後遺症についてのお話しです。
〇合併症
帯状疱疹の一般的な合併症として、発熱や頭痛がみられることがあります。
また、顔面の眼付近での帯状疱疹では、角膜炎・結膜炎が生じることがあります。よってこの場合は眼科の先生と皮膚科の先生が協力して治療にあたる必要が生じてきます。
またまれにラムゼイ・ハント症候群という合併症が生ずることがあります。
これは、顔面神経麻痺や耳鳴り・難聴などが生ずることで、耳鼻科の先生と協力しての治療になってきます。
〇帯状疱疹後神経痛
通常、皮膚症状が治れば痛みも軽快します。しかし、皮膚症状が治ってもピリピリ・チクチクした痛みが持続することがあります。これを帯状疱疹後神経痛と言います。これは帯状疱疹急性期に起こった炎症が神経を傷つけたことで起こります。
〇痛みの違い
急性期の痛みは皮膚な神経の“炎症”による痛みです。しかし、帯状疱疹後神経痛は神経の“損傷”による痛みです。同じ痛みでもそこで起こっているメカニズムが違うため、対応法(治療)が変わってきます。
帯状疱疹後神経痛が残った場合は、ペインクリニックなどでの専門的な治療が必要となることがあります。
なお、「皮膚症状が重い」「夜も眠れないほど強い痛みがある」「高齢者」に該当する方は帯状疱疹後神経痛が残る可能性が高いため、注意が必要です。
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