増田医院 ペインクリニック・内科・小児科・皮フ科 診療時間内に予約を受け付けます 0120-19-1615 午前9時~12時 午後4時半~6時半 ただし水曜日午後と土曜日午後および日・祝日は休診


2009年11月

11月 30 2009

糖尿病、高コレステロールを合併した高血圧治療~厳格なコントロールで合併症予防~

 高血圧に悩まされている方は同時に糖尿病・高コレステロールも患ってらっしゃる場合が多くあります。
糖尿病やコレステロールは放置しておくと眼に影響が出て失明したり、腎臓に影響が出て透析患者さんになってしまったりします。
このような患者さまは高血圧の厳格な管理が必要です。

○血圧は130/80mmHgを目標に…
 糖尿病・高コレステロール血症を合併している高血圧患者さまの血圧コントロール目標は収縮期血圧(いわゆる“上”といっているもの)を130~139mmHgに、拡張期血圧(いわゆる“下”と呼んでいるもの)を80~85mmHgに抑える必要があります。

○血管を拡張する薬でコントロール
 飲んでいただく薬は、アンギオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)やアンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)と呼ばれるものが中心となります。これらの薬は降圧効果があるばかりでなく、糖尿病や高コレステロールの治療の邪魔もしないことが分かっているので、有用であると思われます。

糖尿病・高コレステロールを合併する高血圧患者さまで、血圧コントロールの思わしくない方は、医師と再度相談の上飲む薬を決められてはいかがでしょうか?

11月 28 2009

コミュニケーションセミナーに行ってきました

 名古屋大学総合診療部が主催するコミュニケーションセミナーに行ってきました。

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伴信太郎先生が実地医家のために患者さんとのコミュニケーションを円滑に・確実に良好な関係が構築できるようにとのお考えのもと開催していただきました。

大変参考になるものばかりで、さっそく今後の診療に生かしていきたいと考えております。

11月 28 2009

血圧の薬は一生飲まなければならないのですか?

高血圧に悩まされている患者さまから“血圧の薬は一生のまないといけないのでしょうか?”と聞かれることがあります。
基本的には一生と考えていただいたほうがいいのですが、中には血圧が正常化する方も見えます。

○高血圧の程度が低い方
 高血圧と言ってもあまり高くない方は血圧が正常化する可能性があると言われています。

○生活習慣がうまく改善されている方
 減塩・減量・タバコなどの生活習慣を改善できている方は、のちのち薬をやめることができると言われています。

以上のような方は希望が持てますし、現在治療中の方もがんばってみてください。

11月 27 2009

講習会に行ってきました

小牧市医師会が主催する講習会に行ってきました。

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近年社会的な問題となっているうつ病についてです。
株式会社デンソーの吉田契造先生が講師として来られ、とても為になった会でした。

11月 27 2009

救急救命の講習会に行ってきました

昨日愛知県医師会が主催する救急救命の講習会に行ってきました
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患者さまに“もしも”のことがあった時に冷静に、確実に対応できるように研修してきました。
もっとも、“もしも”がないに越したことはないですね。

11月 27 2009

診察室で血圧が140/90mmHgを超えたら治療開始です

高血圧治療の目安として診察室で血圧を測定して140/90mmHgをこえたら治療の必要性があります。ただし、その時だけ偶然血圧が高い場合もありますので、2~3回測定する必要はあります。
高血圧は脳梗塞・心筋梗塞など重大な合併症を引き起こすことがあります。
来院された患者さまは、血圧測定をされることをおすすめします。

11月 26 2009

ペインクリニックにおけるMRI検査の意味

当院では腰痛とする痛みの疾患に対する治療(ペインクリニック)を展開させていただいております。
ペインクリニックでは痛みをとることを主眼に置くことは当然なのですが、原因となる疾患の診断をおろそかにするわけにはいきません。肩こりだと思い込んでいたら、悪性腫瘍だったなどといったら、シャレになりません。
 ペインクリニック領域では腰痛など背骨の付近の疾患を扱うことが多くあります。例えば腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など…。それらの疾患を診断するにはMRI検査が必須といっても良いと思います。MRI検査では背骨の変形具合や、脊髄と背骨の位置関係など物理的変化がわかります。
当院では建物のスペースの関係上MRIがありません。必要と判断した際には、他の病院に撮影に行っていただくこともあります。患者さまにはご不便をかけますが、ご理解の上ご協力いただきたいと思います。

11月 25 2009

めまいを起こす中高年女性には骨粗鬆症が多いのです

起き上ったときや、洗濯物を干す際に上を向いたときに、天井がグルグル回るようなめまいを発症したことがある方がいらっしゃるかと思います。
この症状を『良性発作性頭位めまい症』といいます。
この病気を発症されるのは主に中高年女性が多いのですが、このような方に骨粗鬆症を患っておられる方が多いことが分かっています。
それは、耳にある耳石(じせき)という平衡感覚をつかさどるものがありますが、良性発作性頭位めまい症はこの耳石が壊れて耳の内部をふらふらすることにより起こります。この耳石はカルシウムで出来ているのですが、女性は更年期になると女性ホルモンの量が減って骨が作りだせなくなってきて、同じように耳石も作れなくなって壊れてしまうのです。
耳鼻咽喉科で『良性発作性頭位めまい症』を診断された方は、一度骨密度測定を検討されたほうがよいでしょう。

11月 24 2009

週末頭痛をご存知ですか?

職場でデキの悪い部下に悩まされ“頭痛いな~”と嘆いておられる方も多いと思います。しかし、会社のない週末にも頭痛が襲ってきたら、これはデキの悪い部下のせいじゃありません。
週末家にいるときに、ホッとした気持ちになったときにおこるのが『片頭痛』です。
なぜ週末かというと、ホッとしたことで頭の血管も緊張がゆるみ、その結果ズキンズキンとした痛みを感じてしまうのです。

週末頭痛…感じておられる方が見えましたら、一度医療機関に相談してはいかがでしょうか?

11月 23 2009

片頭痛の文字が“片”だからといって…

片頭痛の文字が“片”を使っているので、頭の左右どちらか片方だけが痛むものと思われている方が多いと思います。
しかし、片頭痛の患者さまの40パーセントが両側の痛みを訴えられます。また、後頭部まで痛みが広がり、ひどくなると頭まで痛くなることもあります。

痛みの発作はまるで夕立が来るようにやってきて、4時間から長い人で72時間ほど続くといいます。しかも日常動作により痛みがひどくなり、じっとしていないとさらにひどくなるそうです。

片頭痛は“片”の文字で先入観を持つのはやめましょう。

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