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2010年12月

12月 20 2010

老人性痴ほう症~うつ病との区別に注意して~

 今日は老人性痴呆とうつ病の違いについてのお話です。どちらも近年注目されている疾患ですが、この二つの違いが重要であるということも同じくらい重要視されています。

○気分がふさぎこみます
 老人の痴ほう症もうつ病と同じく気分がふさぎこみます。そのような様を見るとご家族はどうしても“ウチのお爺ちゃん、ボケてしまった…”と判断されるケースが多くなるようです。しかし、老人性うつも気分のふさぎこみがあります。この二つの疾患は治療法が全く違うので、安易な思い込みは禁物です。

○記憶障害の内容が違います
 では、どのようにしてこの二つの疾患を鑑別するのでしょうか?
老人性痴呆症は短期記憶がわるくなるケースが多いとされています。昨日の晩御飯を思いだせないといった簡単な、しかも最近の記憶が障害されます。
それに対して老人性うつ病では仮性痴ほう症といって、にせの痴ほう症が存在します。

○その他疾患と検査の必要性
 これ以外に脳血管性痴呆や硬膜下血腫、レビー小体型認知症といった疾患も記憶の障害が出てきます。これらを区別するためには、CTやMRIといった検査が必須になってきます。

ご家庭で高齢の方の記憶障害が出てしまわれたら、安易にボケと決めつけずにしっかりとした検査を行うことが必要と思われます。

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12月 18 2010

老人のうつ病~認知症との区別が肝心です~

 最近うつ病に対する世間の認知度が上がってきました。しかしそのなかでも老人のうつ病に対してはあまり認知されていないばかりか、認知症と勘違いをされてしまうケースがあるようです。
今日は老人のうつ病についてのお話です
○色々な原因がありますが…
 うつ病になる場合、原因があります。
老人の場合は配偶者が亡くなるなど“減損体験”をしてしまうと、それをきっかけにうつ病になってしまわれるケースが多いようです。
しかも老人は心身相関といって、若い時より心と体が密接にくっついていて、身体の微妙な変化が心に影響を及ぼしやすいという性質があります。より精神的にもろいということでしょう。
○老人のうつ病はわかりづらいです
 老人のうつ病は、家族の方でもとても分かりづらく、認知症(いわゆる老人ボケ)と間違ってしまうこともしばしばです。
ただ、よくよくお話を聞いているとその特徴から判断できます。
ひとつには元気がなくなってしまったような、ボーっとしたような感じで、言ってみればさえない感じのする老人といった印象を持ちます。もうひとつは逆になんだかイライラしてじっとしていられないといった態度を取ることがあります。このような方にしっかりお話を聞いてあげて、憂うつな気分をお持ちでないか確認をしてください。また他人からみて“そんなはずないよ”といった他愛のない妄想を抱いていることがあるようです。
このような場合はうつ病であって、認知症ではありません。当然治療法が変わってきますので、注意が必要です。

次回は治療法についてのお話です。

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12月 17 2010

小牧市医師会生涯教育研修会に行ってきました

小牧市医師会生涯教育研修会に行ってきました。

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「帯状疱疹の診断と治療UptoDate」と題して、一宮市民病院皮膚科部長満間照之先生の講演でした。
当院では帯状疱疹とその痛みに関する治療を行っております。その意味で大変に参考になる会でした。

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12月 16 2010

老人のうつ病~認知症との区別が肝心です~

 最近うつ病に対する世間の認知度が上がってきました。しかしそのなかでも老人のうつ病に対してはあまり認知されていないばかりか、認知症と勘違いをされてしまうケースがあるようです。
今日は老人のうつ病についてのお話です
○色々な原因がありますが…
 うつ病になる場合、原因があります。
老人の場合は配偶者が亡くなるなど“減損体験”をしてしまうと、それをきっかけにうつ病になってしまわれるケースが多いようです。
しかも老人は心身相関といって、若い時より心と体が密接にくっついていて、身体の微妙な変化が心に影響を及ぼしやすいという性質があります。より精神的にもろいということでしょう。
○老人のうつ病はわかりづらいです
 老人のうつ病は、家族の方でもとても分かりづらく、認知症(いわゆる老人ボケ)と間違ってしまうこともしばしばです。
ただ、よくよくお話を聞いているとその特徴から判断できます。
ひとつには元気がなくなってしまったような、ボーっとしたような感じで、言ってみればさえない感じのする老人といった印象を持ちます。もうひとつは逆になんだかイライラしてじっとしていられないといった態度を取ることがあります。このような方にしっかりお話を聞いてあげて、憂うつな気分をお持ちでないか確認をしてください。また他人からみて“そんなはずないよ”といった他愛のない妄想を抱いていることがあるようです。
このような場合はうつ病であって、認知症ではありません。当然治療法が変わってきますので、注意が必要です。

○お薬による治療が前提です
 うつ病と判断されたらお薬による治療が行われます。
西洋医学でいう抗うつ薬や、近年用いられるようになってきたSSRIというやや弱いお薬が効果があると言われています。
また当院では漢方によるうつ病治療も行っています。漢方薬による治療はより身体に優しいお薬なので、老人の方にはいいのかもしれません。

いずれにしてもうつ病治療は長期にわたって行わねばなりませんので、ご本人とご家族の根気が大切となってくると思います。

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12月 16 2010

糖尿病治療の新しい展開~GLP-1受容体作動薬~

 本日は糖尿病治療薬の新しい展開についてのお話です。
本年6月より、まったく新しい糖尿病治療薬が認可されました。GLP-1受容体作動薬という少しややこしいい名前ですが、インスリンの分泌を促進するお薬です。

○注射や薬です
 このお薬は注射で行います。既に糖尿病でインスリンのお世話になっている方は、それにとってかわるお薬なのかと期待されるかもしれませんが、そうではありません。
注射のインスリンはインスリンそのもので、インスリンが枯渇してしまっている方のためのものです。それに対してGLP-1受容体作動薬はインスリンはあるけれど、うまく身体で働いてくれない方にお使いします。

○低血糖を起こしません
 このお薬の特徴は低血糖になりにくいということです。糖尿病の治療において低血糖を起こすことは一番危険であり、その可能性がないというのは画期的です。

○どのような患者さまに適応があるのでしょうか?
 肥満気味の成人になってから糖尿になった方が効果があると言われています。
運動療法や食事療法でも効奏さなかった方でコントロールが悪い方にいい薬です。

○他にも効果が見られます 
 このお薬を使うと体重が減るという効果があります。これによって二次的に糖尿病のコントロールが良好になる可能性を秘めていると思われます。
 また、インスリンを産生する細胞が増えることが期待されています。これはまだ動物実験レベルでしかありませんが、ヒトでも確認されればさらに糖尿病治療のコントロールに一役買ってくれる薬となりますね。

このように近年どんどん新しい治療法が各分野で出てきています。

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12月 02 2010

脊髄電極刺激療法~新しい慢性痛の治療法~

 
 今日は慢性痛の新しい治療法である、脊髄電極刺激療法を紹介いたします。

○首から下の慢性痛に対する治療法です
 この治療法は10年ほど前に日本に入ってきた、まだまだ馴染みのない治療法です。慢性的に続く痛みに苦しんでおられる患者さまのうち、首から下の痛みに対して行う治療法です。
○脊髄の知覚にワイヤーを入れます
 脊髄の知覚に細いワイヤーを入れて、根元からわずかな電気を流して脊髄を刺激します。神経に刺激をすることで痛みを取り去ろうという治療です。

○さまざまな疾患に対応できます
 この治療は様々な疾患に対応可能です。外傷のあとで末梢神経が損傷してしまった場合から脚の動脈が詰まってしまったため起こる痛みまで治療科のです。つまり整形外科で扱う病気から内科で診る病気まで可能だということです。

○合併症は少ないようです
 治療に際してはやはり合併症の可能性はあるようです。
入れたワイヤーがずれて治療効果が減弱したり、ワイヤーを入れたところが感染したり出血が続いたりといった合併症の可能性はあります。
ただし確率としてはごくわずかなので、治療を受けるメリットの方が多いと言えるでしょう。

○日本では200施設程度行っているそうです
 この治療は現在国内では200施設弱行っているようです。
名古屋近辺でもいくつか施設があるので、当院からも紹介可能です。

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