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2012年6月

6月 30 2012

不眠症とは・・・?

きょうは不眠症についてお話しをいたしましょう。

〇不眠症とは・・・?
 不眠症とは寝床に入って、寝つきが悪いとか夜中に目が覚めてしまう場合、または著しく早い時間に目覚めてしまう場合や眠りが浅く熟睡感がない場合とされています。そのうえで困ってしまっている方に治療をさせていただくということになります。
当然、症状があってもへっちゃらという方は治療の対象にはなりにくくなります。

〇不眠不休
 よく患者様の中に、不眠不休で仕事をする時の不眠は不眠ではないのか、とお尋ねになられる方が見えます。
しかし、これは医学的に不眠には当たりません。それは、床に入っていないので眠ろうとしていないことになります。むしろ『睡眠不足』にあたる状況です。

〇不眠症と病気
 近年、不眠症と糖尿病・高血圧・うつ病の因果関係が解明されてきました。
不眠症があると高血圧に2倍、糖尿病に3倍罹りやすくなるというデータがあり、しっかり眠ることの重要性が認識されつつあります。

次回も不眠症についてお話を進める予定です。

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6月 22 2012

インフルエンザ・おたふく・百日咳の出席停止期間の新基準について

文部科学省は4月よりインフルエンザ・おたふく・百日咳に児童生徒や学生が感染した場合の出席停止期間について、新しい基準を施行いたしました

〇インフルエンザ
  幼稚園児・・・発症5日経過し、かつ解熱後3日間
  小・中・高校生・・・発症後5日経過し、かつ解熱後2日間

〇おたふく
  腫れが出た後5日経過し、かつ全身状態が良好になるまで

〇百日咳
  特有の咳が消える、または5日間の抗菌薬投与による治療終了まで

みなさん、参考にしてください。

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6月 20 2012

トラムセットの使い方

名古屋市近郊愛知県海部郡蟹江町の増田医院です。
最近本邦でも使えるようになった、慢性痛に対する抗うつ薬(SNRI)のトラムセットの使い方に関する記事です。

使用量…現実的なことを言えば6T/3×
    それ以上はデュロテップへシフトチェンジする。
    なお、チェンジする際は1~2回重ねて投与するのがいい。

副作用…10パーセントの確率で起こる
    嘔気、嘔吐、便秘、眠気が3:3:2:2くらいの割合で起こる

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6月 12 2012

去痰薬の使い方

今日は去痰薬の使い方についてのおはなしです。

〇痰はどこから出るのか?
 痰は比較的太い気道にある杯細胞というところから産生されます。
そして出された痰はどんどん口のほうへ吐き出されてきます。気管の細胞には線毛という吐き出す仕事をしているものが存在しているからできるのです。
それゆえ口のほうへ痰が出てきて、不快な思いをするのです。
なお、痰は健康な人でも微量に産生されています。健康な人は無意識のうちに飲み込んでいるといわれています。

〇痰は止めていいのか?
 では、風邪を引いた際に痰を止めるお薬を服用することは良いことなのでしょうか?
実はあまり止めないほうがいいのです。

それは、風邪は最初は口腔周囲に感染することで起こってきます。つまり鼻や副鼻腔がやられるのです。
その結果鼻や副鼻腔から分泌物が産生され、それが気道のほうに流れ込みます。そこで去痰薬を用いると、分泌物がそこにとどまってしまいます。
分泌物は細菌を含んでいるので、そこが住処になってしまいます。

風邪を治すために服用した去痰薬が逆効果になってしまうのです。

今日は去痰薬のお話でした。

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6月 06 2012

オピオイド・ローテーションの実際

 鎮痛が十分でない、または副作用のためにオピオイドの種類を変更すること
 力価表に従って、現在のオピオイドと等価の新しいオピオイドの投与量を決めて
変更する
 中等量以上(経口モルヒネに換算して120mg/日以上)のオピオイドが使用されて
いる場合は、専門家にコンサルテーションする

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6月 06 2012

痛みの性状と治療目標

侵害受容性疼痛
 内臓痛…局在があいまいで鈍い(ズーンとした)痛み   
オピオイドが効きやすい
      体制痛…局在がはっきりした明確な(ズキッとした)痛み 
突出痛に対するレスキューの使用が重要になる

神経障害性疼痛
 ピリピリ電気が走るような・しびれ・ジンジンとする痛み

治療目標
  第1目標   痛みに妨げられない夜間の睡眠
  第2目標   安静時の痛みの消失
  第3目標   体動時の痛みの消失

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6月 06 2012

それぞれのオピオイドの特徴

オキシコドン
   経口(速放性と徐放性)と複合剤である注射薬がある
   活性代謝産物は微量しか生成されず、腎機能障害による影響を受けにくい
   徐放製剤としては最小規格である5mg錠を用いることができる

フェンタニル
   注射剤と経皮吸収型の貼付剤がある
   経皮吸収型の貼付剤には24時間型と72時間型がある。長時間作用性であるが、
増量や減量の際の調節性は劣る
レスキューとして使用できる経口製剤がなく、モルヒネまたはオキシコドンの
速放性製剤の併用が不可欠
他のオピオイドに比して、便秘・眠気などの副作用の頻度が低いというメリット
がある

ペンタゾシン
   μ拮抗薬であり、かつκ作動薬である(agonist-antagonist)
   鎮痛薬の天井効果を有する
   がん疼痛に対する定期役としては推奨されない
      定期役に他のμ作動薬のオピオイドを内服している患者に投与した場合、
離脱症状を起こすことがある
      用量依存的に精神症状を呈することがある

ブプレノルフィン
   μオピオイド受容体に対して部分作動薬として作用する(partial-agonist)
   ほかのオピオイドと異なり天井効果が認められる  
   Full agonistと併用すると薬理学的効果が相殺される
   がん疼痛マネジメントに積極的に推奨されなかった経緯がある

コデイン
   体内でモルヒネに変化そて効力を発揮する
   主な副作用はモルヒネとほぼ同様
   コデイン120mg=経口モルヒネ20mgに相当

トラマドール
   コデインの合成アナログ
   μオピオイド受容体への弱い親和性とノルアドレナリンやセロトニンの
再取り込み阻害作用により鎮痛効果を発揮する
経口投与の場合、100mg/日/4×から開始し、300mg/日まで増量できる
経口投与時の鎮痛力価はコデインとほぼ同等で、モルヒネの5分の1ないし
10分の1程度

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6月 06 2012

オピオイドの副作用

 嘔気・嘔吐…約30%の確率で出現し、予防が最も大切。オピオイドと同時に開始して
       1~2週間で漸減・中止可能
     プロクロルペラジン15mg/3×
     ハロペリドール0.75~1mg/3×
     メトクロプラミド15~30mg/3×
 便秘…ほぼ必発。オピオイド投与中は継続して使用
       浸透圧下剤と大腸刺激性下剤がある。

 眠気…オピオイド開始時期や増量時に眠気や軽い傾眠が見られる。本人にとって心地良
い程度か否かを聞き、不快であれば対策を講じる
対処方法としては「オピオイド減量」「オピオイドローテーション」
「投与経路の変更」「他の薬剤の見直し」「他の原因の検索」を考える

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