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2010年6月

6月 29 2010

急性脳症とウイルス感染症

 けいれんや意識障害といった脳に関係する状態にお子様が遭遇されたことがあるお母さんはいらっしゃると思います。多くが熱性けいれんと言って、発熱に伴ってけいれんを引き起こすもので予後も良く、発症頻度も一生に一度経験するかどうかといったものです。
しかし、更に重篤な場合もあります。脳症といって、大変痛ましい後遺症を残すことがあります。

○原因は…?
 脳症の原因は感染が多く、次いで脱水・低酸素・代謝異常となっています。そのなかでもウイルス感染が多く、多い順にインフルエンザ・突発性発疹・ロタウイルス・となっています。
今回はとくにインフルエンザ脳症に絞ってお話をします

○インフルエンザでの脳症はどんな経過をとるの?
 インフルエンザ脳症は発熱後かなり早く脳症の症状が出てくるのが特徴です。70%以上が48時間以内に症状を呈し、頭痛から始まって奇異行動・痙攣・マヒなど起こします。また特徴的な所見として、痙攣前に幻覚・幻聴・怒り・おびえ・恐怖といった感情を表すことも知られていて診断に有用です。ご家族の方はこのような症状が見えたら、即座に入院のできる病院に行かれることをお勧めします。

○大変に怖い病気です
 インフルエンザ脳症はひとたび発症すると、死亡率は数十パーセント、後遺症を残さないで治癒できるのは半数以下と言われています。

このように、感染症から合併してくる脳症は大変にやっかいなものです。くれぐれもご注意ください、

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6月 27 2010

日本プライマリケア連合学会に行ってきました

日本プライマリケア連合学会にいってきました

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日常臨床に最も即した学会なので、大変有意義な学会参加になりました。
これから当院の診療に生かしていきたいと思っています。

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6月 27 2010

あたらしいウイルス~ヒトメタニューモウイルスについて~

 最近新しいウイルスが発見されました。ヒトメタニューモウイルスと言います。今日はそのヒトメタニューモウイルスについてのお話です。

○通常のカゼ症状を呈します
 新しいウイルスだからといって何も構える必要はありません。流行は春~夏が多く、発熱・鼻汁・咳といったごくごく一般的な症状がみられます。ただしやや高熱で有熱期間長いとも言われています。しかし、ほんのわずかな違いのため、他のカゼウイルスとの区別がつきにくいのです。
そこが問題となることがあります。

○重症化やすい人は…?
 しかしカゼと変わらない、何でもないウイルスといったらそうではありません。子どもさんや高齢者のかた、移植手術を受けられた方などの『ハイリスク感受性者』と言われる方は悪化して肺炎になってしまうケースがあります。
また、他のウイルスと重感染する場合もあり、ますます油断ができないということになります。

○集団感染を起こしてきます
 そしてさらに厄介な点もあるので見逃せません。集団感染があるのです。
2006年に福岡の高齢者施設で集団感染を確認したのです。今後子どもや高齢者の集団感染が心配されます。

以上のように見てくると『子どもさんやご高齢の方が、通常のカゼだと思っていたらなんだか熱が高く、肺炎を起こしてしまった』という状況が見て取れると思います。

○治療法は…?
 さてそこで治療法となりますが、特効薬のようなものはありませんので、解熱剤や点滴・鎮咳剤などで“対症療法”を行っていくしかありません。
現状は有効な手段がないので、予防に努めるしかないのです。

○予防法は…?
  やはり手洗い・うがいが良いと思われます。飛沫感染や接触感染によることが多いので、この手段が有効です。

ヒト・メタニューモいウルスについての検証は今後どんどん進むことを期待したいです。

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6月 26 2010

健康と食についての講演会にいってきました

株式会社 玄米酵素 の主催する講演会に行ってきました

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普段から患者さまには「食事には気をつけてください」と言っている我われですが、“じゃあ、どのように気をつければいいか?”という案内をしているかと言われれば、殆ど無責任であると言わざるを得ません。

今回は演者の先生に誘われて伺ったわけですが、これからの診療に考えさせられる内容でした。

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6月 26 2010

成人になって百日咳?

きょうは百日咳のお話です。百日咳といっても子どものことではありません。近頃おとなの百日咳があるのです。

○百日咳が増えています
 近年おとなの百日咳が増えています。これは2005年ごろから徐々に増えて、なんと2008年には2005年の約5倍に増加したというのです。
これは子どものときに接種したワクチンの効果が減弱してきたためで、青年期に再接種を!という議論があるくらいです。

○典型的な症状はありません。
 おとなの百日咳には典型的な症状はありません。それゆえ、周囲の方にいつの間にかうつしてしまう、という事態になります。これこそが感染者が増加した理由であると思われます。

○百日咳の診断
 診断を確定するには血液検査が必須です。典型的な症状がないだけに、避けては通れないものといえましょう。

○治療
 治療はマクロライド系統の抗菌薬(…抗生物質)を飲んでいただきます。しかし、患者さまが医療機関にいらっしゃる頃には投与に最適な期間は過ぎていることが多く、内服することで咳で苦しむ期間が短縮するわけではありません。ですが、周囲の方への感染拡大防止という観点で飲んでいただくことは必要ではないかと考えます。

今日は百日咳のお話でした。

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6月 25 2010

小牧市医師会生涯教育研修会へ参加してきました

小牧市医師会生涯教育研修会『糖尿病のより良いコントロールのために~明日からできるインスリン治療~』 講師 みうらクリニック 三浦義孝先生
を受講してきました

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糖尿病の治療においてインスリンはなくてはならない薬剤ですが、最近ちょ量の方向性が変わってきて、使い方も少々変化してきたようです。

当院でも患者さまに不利益にならないように、きちんとした医療を展開すべくより正しく学ぶ必要性を感じました。

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6月 25 2010

インフルエンザ脳症と肺炎のお話

新型インフルエンザの記憶はまだ新しいことかと思いますが、死亡例が多発したこともまた御記憶されている方は多いと思います。
今日は死亡に至るインフルのうち、脳症と肺炎についてのお話です。

○脳症…普通のインフルエンザとは違います
 インフルエンザ脳症の特徴は“何か少しおかしなことを言ったり、変な態度をとったりする”とか“痙攣がある”といったことですが、このような意識障害・痙攣を起こす場合は通常のインフルエンザとは違う様相を呈します。それはインフルエンザが悪化してだんだんと脳症に発展していくのではなく、最初から脳症として発症するのです。

○肺炎…新型インフルに特徴的です
 昨年の新型インフルは肺炎が合併して入院に至ったケースがありました。
通常、季節性インフルで入院するのは咳がひどくて嘔吐もあってといった気管支炎で入院するのが典型的です。しかし新型は肺炎でした。これは新型ウイルスは肺の奥にまで到達することを意味し、それがより重症化する原因になっています。

今日はインフルエンザの重症例のお話でした。症状が重いなと感じたら、すぐに医療機関にかかられることをお勧めします。

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6月 24 2010

名古屋心と腎を考えるセミナーを受講してきました

名古屋心と腎を考えるセミナーを受講してきました

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高血圧と慢性腎臓病についての内容で、明日の当院の診察にも生かせる内容でした。

今後当院のレベルアップに努めていきたいとおもいます。

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6月 24 2010

インフルエンザの診断・治療

今日はインフルエンザの診断・治療のお話です。

○症状を見て迅速診断キットを使います
 インフルエンザの症状は鼻に始まり上気道から下気道の症状、つまり鼻水・のどの痛み・咳と倦怠感・高熱・関節痛・筋肉痛が主な症状です。このような症状があった場合、医師は鼻に綿棒を入れてこする検査を行います。
ただし去年流行したインフルエンザは季節性インフルより検査精度が劣るため、あまりあてにならないともいえます。

○抗インフルエンザ薬の投与をします
 インフルエンザと確定した場合、あるいは検査では陰性でも強く疑われる場合抗インフルエンザ薬を飲んでいただきます。この薬は発症してから48時間以内に効果を発揮すると言われていて、迅速な対応が必要です。
ただ、諸外国から48時間以降でも効果があるというデータも出ており、“制限時間”以降でも飲む価値はありそうです。
また抗インフルエンザ薬を飲むことで解熱までの期間が1日短縮するので、やはり早期に飲むことが良いと言えるでしょう。

今日はインフルエンザの治療についてのお話でした。

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6月 23 2010

インフルエンザの診断

 最近インフルエンザが流行っていると良い情報を先日お伝えしましたが、今日はインフルエンザの診断のお話です。

○様々な情報を勘案して、診断します
 インフルエンザの診断でまず大切なことは、近所で流行っているか否かということです。そしてそのような方との接触があったかどうかをお聞きする必要があります。
また症状として鼻に始まる上気道から下気道の症状、つまり鼻水・のどの痛み・咳・痰と、関節痛・筋肉痛・高熱といった全身の症状があるかどうかが重要となります。

○鼻の中を綿棒でこすります
 すでに経験されたことがある方も多いと思いますが、迅速診断キットといい鼻の中を綿棒でこすってウイルスの存在を診断する方法です。
しかしこの方法はウイルスがいても陰性と判定されてしまう可能性が高いという問題点があります。それだけに、陰性の結果をうのみせず、症状・感染者との接触の有無などを参考にして診断します。

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