10月 26 2011
慢性閉塞性肺疾患(COPD)について
きょうは慢性閉塞性肺疾患についてのお話です。COPDはタバコが原因で肺の構造が壊れて、呼吸がしづらくなってくる疾患です。
○大変多くの患者さまがいらっしゃいます
COPDは全国で530万人の患者さまがいらっしゃると分かっています。しかし診断が確定しているのはその1割にも満たない状況です。それは診断が確定するのに必要な検査がとても煩雑で、なかなか検査法が浸透しないからです。
○症状は…?
労作時の息切れが主な症状となっています。

これはひどくなると平地を歩いただけで息切れがするほどで、四六時中酸素ボンベが手放せなくなります。
○急速に悪くなることがあります。
この疾患は風邪などをきっかけに重症化して入院しなくてはならなくなることがあります。しかも集中治療室で人工呼吸しながらの入院ということもあります。
またこのような重症化を乗り切って退院しても、入院前より1段階症状が悪くなってしまうことがあります。
