7月 20 2010
こんなに怖いコンタクトレンズの合併症
コンタクトレンズの合併症についてのお話です。
コンタクトレンズを購入したことがある方は必ず“きれいに保つようにしてください”とお店で言われます。では、不潔にするとどんな事になるのでしょうか?
○バイキンの感染がおこります
コンタクトレンズを不潔にしておくと、角膜という眼の表面に感染症を引き起こしてきます。特に深刻なのが真菌というカビの一種や、アメーバ―が感染することです。
これらが感染すると薬が効かないこともあり、場合によっては失明に至ることもあります。
○どんな場合に感染症を引き起こすのでしょうか?
毎日取り外して、きれいにレンズ洗浄をして消毒して、そして保管するというタイプのコンタクトを使われている方は要注意です。
マルチパーパスソリューション(MPS)というタイプの洗浄液を使われているケースが多いのですが、これは洗浄・消毒・保存を兼ね備えた物ですが、消毒効果がやや低いと言われています。しっかりと指でこすって洗う必要があり、使われている方は要注意です。
○もうひとつ…盲点です
そしてもう一つ盲点があります。それは“ケースに残った消毒液”です。消毒液なのだから安全だと思われがちですが、だんだん消毒効果が薄れあるいはレンズについたバイキンが繁殖する恐れがあるのです。
毎回ケースからレンズを出して眼に装着する際には、ケースの中の消毒液も捨ててきれいに洗う必要があります。
きちんと正しく扱って、快適にコンタクトレンズを使いましょう。
