7月 14 2010
高血圧と生活習慣
高血圧には生活習慣とのかかわりが強いと言われていることはご存知かと思います。
それは具体的には食生活・運動・嗜好品なのですが、今日は特に食生活を中心としたお話です
○とくに減塩が大切といえそうです。
食生活と血圧のかかわりは食塩・コレステロール・体重増加ということになりますが、中でも食塩がもっとも大切な要素となります。
日本人は現代社会では11~13gの食塩を摂っています。しかしヨーロッパにおいて医学的に3.8gが理想的な食塩摂取量と言われており、日本食を摂る我々はなかなか到達困難な数値です。日本の統計でも1g食塩を減らすことで1mmHg血圧が下がることがわかっています。
○減塩効果がある方はどんな方?
減塩によって降圧効果がある方を“食塩感受性高血圧”といいます。夜間血圧が下がりにくい方や高齢者の方、腎疾患・糖尿病などの既往がある方、メタボリックの方がこれに該当しやすいと言われています。
このような方は食生活を見直されることをお勧めします。
○一日の食塩摂取量は…?
では一日どのくらいの食塩摂取量が良いのでしょうか?ガイドライン上では1日6g未満とされています。上記のようなヨーロッパの基準には満たないのですが、日本食の特徴を考えてやむを得ないと言ったところでしょうか。
正しい食生活で高血圧管理をしたいものですね
