2月 02 2010
特発性正常圧水頭症(idiopathic normal pressure hydrocephalis:iNPH)の診断
○他の疾患とまちがえないために…
アルツハイマー病、脳血管性認知症、パーキンソン症候群、前立腺肥大症などとしっかり区別ウィつけなくてはなりません。そのためには学会が発行する『特発性正常圧水頭症治療ガイドライン』を用いて診断されます。
○髄液をお腹の中に逃がす治療法です
頭の中で滞ってしまった髄液は、吸い取らない限りどんどん溜まってしまいます。もちろん、時々入院して髄液を吸い取る手術をするといっても、そんな訳にはいきませんね。
そこで頭とお腹をつなげるストローを身体に埋め込み、髄液をお腹に逃がしてしまおうという手術をします。シャント術といいます。
この手術を行うと、認知症がたちどころに良くなります。
