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9月 17 2009

帯状疱疹が1周したら死んでしまう…本当ですか?

8:49 AM ブログ

 “帯状疱疹が1周したら死んでしまう”という言い伝えは日本だけでなくヨーロッパにもあるそうです。もちろんこれは迷信でありそんなことはないのですが、ではいったいどうしてこんなことがいい伝えとして残ってしまったのでしょう。
 帯状疱疹の痛みは死ぬほど痛いというイメージが一般的に根付いています。事実患者様は触っただけでも痛くて仕方ないというしぐさをされます。これが“死んでしまう”という迷信につながってしまったと考えられています。また帯状疱疹は免疫能力が低下した方に起こりやすいので、癌にかかった方などが発症することもあり、そんなことが迷信に真実味を与えてしまったとも考えられます。
 

ではこの“死ぬほどの痛み”とはどんなものでしょうか。帯状疱疹にかかると小さな水ぶくれを伴った赤い帯状の発疹が胴体や首に出現します。それに伴いピリピリとした鋭い痛みが感じられます。これが死ぬほどの痛みと表現される痛みなのです。また、まれにこの痛みが何十年という長期にわたって続いてしまうことがあります。これを帯状疱疹後神経痛といいます。この痛みの治療はとても難渋しますし、患者様も大変な苦痛を味わいます。
 

では長期に痛み続かないようにするための方策が必要となってきますよね?
それは帯状疱疹に罹ってしまわれたら、なるべく早く痛みの治療も並行して行うことです。医学的に痛みの治療が速いほど、帯状疱疹後神経痛に移行しにくいとされています。
当院では帯状疱疹後神経痛に対して神経ブロック治療をさせていただいております。
帯状疱疹にかかられている方、帯状疱疹後神経痛に悩まされている方は一度神経ブロック療法を検討されてはいかがですか。

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