増田医院 ペインクリニック・内科・小児科・皮フ科 診療時間内に予約を受け付けます 0120-19-1615 午前9時~12時 午後4時半~6時半 ただし水曜日午後と土曜日午後および日・祝日は休診


9月 05 2009

骨粗鬆症と腰痛

9:21 AM ブログ

まだまだ暑い日が続きます。みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
さて今日は骨粗鬆症と腰痛についてのお話です。

骨粗鬆症とは…?
 骨粗鬆症という言葉はかなり日本人に浸透しているかと思いますが、簡単にいいますと“骨の量が少なくなって、もろくなる病気”といえると思います。若い時に比べて骨の量が70パーセント以下になった状態です。

骨粗鬆症が心配になったら…?

では、どうしたら自分が骨粗鬆症かどうかわかるのでしょうか?
それは骨密度測定器といって、骨の量を測る器械を使って測定いたします。器械はいろいろな種類があるのですが、当院では足のかかとの骨の量を、超音波を使って測定する方法で行います。この器械の特徴は超音波なので痛みを感じることがなく、ほんの数分で検査が終了することにあります。

骨粗鬆症となってしまったら…?
 
残念にも骨粗鬆症と判定されてしまったら、どうすればいいのでしょうか?
まずは食事に気を付けていただかねばなりません。それはカルシウムをとって頂くことが大切になってきます。1日800mg程度はとって頂かないと、どんどん進行する恐れがあります。
次に適度な運動です。日頃運動する習慣がない方はおっくうがられることが多いのですが、近所の散歩などいかがでしょうか?日光に当たることで骨を作る際に重要なビタミンDが活発に働くようになります。

骨粗鬆症と薬物療法

 食事、運動に気をつけながら薬物療法にも取り組んでいただかなくてはなりません。現在の治療の主流はビスフォスフォネート製剤と呼ばれる種類の薬を飲んでいただくことです。この薬は骨の量を直接増加させる働きがあり、患者様の味方になってくれるお薬です。

骨粗鬆症と腰痛

 では骨粗鬆症に腰痛がどのように合併してくるのでしょうか。
骨の量が少なくなることで骨が折れやすくなったり、崩れやすくなったりします。とくに腰については、腰骨(脊椎の腰の部分)が崩れやすくなることにより、ちょっとした転倒がきっかけで腰椎圧迫骨折が起こることがあります。骨が崩れると、近くにある神経に負担がかかり、その結果腰痛が起こるのです。

圧迫骨折の症状
 
圧迫骨折の症状は腰痛以外にどんなものがあるのでしょうか。
まずは骨が崩れることにより、身長が縮みます。また痛みで寝返りが打てなくなったり、起き上がるのが困難になったりします。あるいは猫背がちになるため転倒しやすくなったりもします。

腰痛の治療
 
当院ではこのような痛みの患者様に腰部硬膜外ブロックという神経ブロック注射をさせていただいております。この治療は痛みを感じている神経の近くに針を刺し、局所麻酔薬を注入することで、痛みを感じなくさせてしまう治療です。
腰痛治療専門のペインクリニック病院である当院で、神経ブロック治療を一度検討されてはいかがでしょうか。

ページトップへ

Copyright © 2009 増田医院. All Rights Reserved.