7月 14 2011
認知症にならないために…早めの察知は
今日も前回に引き続き認知症のお話しです。今日は道はやめに察知するかということについてのお話しです
○察知するには…?
どんな病気でも、予防するか進行して手遅れになる前に何か手を打ちたいものですよね。
しかし、これまで認知症は早めに察知することも予防もなかなか出来ないでいました。
しかし近年の研究結果から、察知・予防がある程度可能になってきました。
○軽度認知障害(MCI)とは…?
認知症の前段階として“軽度認知障害(MCI)”というものがあると言われ始めています。
これは・・・
1、本人や家族から記憶障害の訴え
2、正常高齢者に比べて記憶が低下
3、全般的な認知機能はおおむね正常
4、日常生活上問題はない
5、認知症ではない
という定義があります。しかも軽度認知障害は一部の“加齢関連認知低下”とともに『認知症予備軍』であると言われ、65歳以上の2~3割に相当すると言われています。
○軽度認知症はどうなるのでしょうか?
先ほど予備軍であるというお話をしましたが、更に詳しく見ていきましょう
軽度認知症になると1年後にはその10%が、4年後には50%の方が認知症になると言われています。そして認知症になるとへいきん6~7年で社会生活不可能となり、10年程度で死に至ります。
次回は発症・進行の予防と治療についてのお話しです。