7月 13 2011
認知症のお話はなし
今日は認知症についてのお話しです。
認知症は65歳以上かたのじつに8%、226万人が罹患されています。そしてこれからさらに高齢化社会が進行していく日本にあって更に増えていくことは容易に想像できます。
○もの忘れいろいろ
認知症とひとくちに言っても、どんな事なのか正確に知っておられる方は少ないと思います。
例えば、一昨日のお昼ご飯は何を食べたか思い出してください。
なかなか思いだすのに一苦労という方も多いのではないでしょうか?これは“加齢関連認知低下”という加齢による当然の結果なので、何も心配ありません。人は大なり小なり“もの忘れ”という現象を持ちます。そしてこれらはいわゆる“老人ボケ”“痴呆症”と称される認知症とは関係がありません。
○正しい認知症の症状
では認知症とはどんな症状を呈するものなのでしょうか?
認知症の特徴は「最近の記憶があいまいになる」ということです。たとえば子どもの頃はどんな事をして遊んだか?は覚えていても、昨日何をしたかを覚えていないといった具合です。また生年月日は覚えていても、いま何歳かを覚えていない方も見えます。
認知症のあらましはお解り頂けたでしょうか。明日は認知症について更に新しい知見を加えてお話をします。