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7月 04 2011

高尿酸結晶・痛風の治療について

7:42 AM ブログ

 今日は痛風と高尿酸結晶のお話です。

○発作時の服用の注意点
 痛風発作が起こった際には、まずは痛み止めを服用してください。ボルタレンやロキソニンといった薬剤が効果があるようです。
それとともに注意点があります。それは尿酸血を改善する薬を中止してほしいという点です。それは急激な尿酸値の変化が痛風発作の引き金になるからです。これは長時間の歩行といった引き金以上に大きな要素だと言われています。

○平時は尿酸値を改善することに努めましょう
 では、普段の治療はどうしたらいいのでしょうか?
当然尿酸値の改善に努めるべく薬を服用するわけですが、これには少し注意が必要になります。
高尿酸血症には身体の中で出来た尿酸を排泄しにくい状態にある『尿酸排泄低下』型高尿酸血症と過剰に賛成してしまう『尿酸産生過剰』型高尿酸血症、そして両者の『混合』型高尿酸血症があります。これらの型に合わせた薬を飲む必要があります。
では、どうしたらどちらの型なのかが判るのでしょうか?
これは尿の検査を行って頂くことで解決します。
尿中の尿酸とクレアチニンの比率(尿酸/クレアチニン比)を測定します。その結果0.5以下の場合排泄低下型、0.5以上を産生過剰型と判定するのです。

このようにしてきちんと診断しないと、まったく効果がない薬を服用してしまうことになります。尿酸値が気になる方は、一度医療機関で尿検査を行ってはどうでしょうか?

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