4月 06 2011
抗血小板薬の休薬ついて~手術・検査の際の内服中止とは~
動脈硬化にともなって心筋梗塞や脳卒中を発症される方は多いと思います。その方は発症後に抗血小板薬という血小板の止血機能を抑える薬を飲まなくてはなりません。
しかしこのような方が手術や検査をされる場合、薬を中断しなくてはなりません。そうすると心筋梗塞や脳卒中を再発症するリスクが高まります。
それではどうしたら安全に検査や手術を受けられるのでしょうか。
これは薬を中止すると同時にヘパリンという点滴の抗血小板薬に切り替えて投与します。
この薬は検査や手術直前に中止しても支障がないからです。しかし点滴ということで、当然入院して行うということになります。
なお不整脈などで抗凝固薬を飲まれている方も同様に入院してヘパリン点滴をしていただくことになります。
以上のように抗血小板薬・抗凝固薬を服用されている方は、ひと手間がいる検査・手術ということになります。
