9月 04 2010
骨粗鬆症で身長が低くなるのでしょうか?
骨粗鬆症は高齢者の方には切実な問題となっています。日本の高齢化に伴って患者数は増加の一途をたどり、特に女性では50代前半で約20%70代後半ともなると約50%の方が骨粗鬆症といわれています。
今日はその骨粗鬆症のお話のうち、診察室でよくお聞きする質問内容について少し紹介いたします。
○身長が低くなるのは骨粗鬆症のせいでしょうか?
高齢になって身長が低くなる方がみえます。これは、多くは背骨が折れたりつぶれたりすることによるものなのですが、このようなことが起こる背景に、骨粗鬆症があります。骨が少なくなることで、折れやすくなったりつぶれやすくなったりするのです。
ただし骨折以外にも身長が低くなることがありますので、まずは医師に相談していただくことが肝心といえると思われます。
