9月 15 2011
高齢者の肺炎球菌ワクチンについて
今日は高齢者の肺炎球菌ワクチンについてのお話しです。
○肺炎球菌ワクチンとは…?
肺炎球菌ワクチンとは肺炎の原因菌の中でも多数派である肺炎球菌という細菌から身体を守るワクチンです。
○どんな時に肺炎にかかりやすいのでしょうか?
高齢になり免疫能力が落ちてくると、いろいろな細菌・ウイルスに抵抗しきれなくなってきます。数多の細菌・ウイルスのなかでも呼吸器に関係するものは直接命に関係してきます。そのため肺炎球菌は予防しておきたい細菌となるのです。
それに加え、糖尿病や高血圧などの基礎疾患、あるいは閉塞性呼吸器疾患・喘息などの直接呼吸器に持病を持っている方は抵抗力が弱いので、なおさら接種された方が良いと思われます。
○65歳以上を対象とします
日本呼吸器学会は65歳以上の方ならどなたでも接種することを勧めています。
そして1度接種すると5年間は打たなくてもよく、5年後に再接種となります。これはとても経済的です。
今日は高齢者の肺炎球菌ワクチンのお話しでした。