7月 23 2011
花粉症の特殊治療
今日は花粉症の特殊治療のお話です。前回までにお話をしたお薬での治療ではコントロールできない場合に考慮します
○外科治療
外科治療として“レーザー治療”と“高周波電気焼灼”という方法があります。これらはともに鼻の粘膜を焼いて鼻みず・鼻づまりをしないようにしてしまおうというものです。違いはレーザーは治療終了まで2~3回かかるのに対し、高周波は1回で終了できます。
ただしここで落とし穴があります。
この治療の効果はせいぜい2~3シーズンしか持たないということです。しかもこれは治療後にも、鼻洗浄をいわばメンテナンスとして行っていった場合で、ほおっておけばシーズン持つのがやっととなります。
○減感作療法
何やら難しい名前の治療法ですが、要は花粉に慣れているということです。
方法は花粉のエキスを少しずつ注射していきます。この治療は2~3年という時間がかかるのがネックですが、どんどん効果を実感していく治療法です。
近年は注射による方法が危険を伴うということで、飲む薬があります。
しかし日本では治験がスタートしているようです。当然認可が下りていないのでまだまだ夢の治療ということになりますが。
今日は花粉症の特殊治療のお話しでした。