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6月 22nd, 2011

6月 22 2011

第一日赤講演会に出席してきました

名古屋第一赤十字病院地域医療連携学術講演会
『緩和ケアがめざすもの』~東海中央病院 院長 渡邉正先生~
を受講してきました。

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渡邉先生は七栗サナトリウム勤務以降、ターミナルケアの分野にはいられ、精力的に活動されてきました。

今日はここ20年程の緩和ケアの流れとこれからの方向性についてを教えていただきました。

ガンの患者さまをはじめ、様々な患者さまからの緩和ケアに対する期待が高まています。わたしも興味を持って勉強してきました。

6月 22 2011

ヒブワクチンと細菌性髄膜炎について…

今日はからヒブ(Hib)ワクチンと細菌性髄膜炎についてのお話しをします。
小さなお子さんをお持ちのお母さん方はすでにヒブ(Hib)ワクチンについてはご存知かと思いますが、3年ほど前から日本でも接種可能になりました。

○細菌性髄膜炎とは…
 細菌性髄膜炎とは、細菌に感染してその後脳を包む膜(髄膜)にまで侵入し、脳の機能に障害を与えるものです。なお障害された機能は永久に取り戻すことができないことが多く、後遺症として残ります。
なおその原因菌としてはインフルエンザ菌(Haemophilus Influenzae)が一番多く、その中でもB型が最も強力な菌で、略してHib(ヒブ)と呼んでいます。それに対するワクチンなのでヒブワクチンというわけです。

○ヒブの症状は…?
 ヒブの症状は飛沫感染により体内侵入し、最初発熱などの一般的な風邪症状を起こします。その後肺に進んでいき肺炎を起こし、脳の方に進んでいき髄膜炎をおこすといった具合です。そして場合によっては菌が身体中を駆け巡って、菌に完全にやられてしまう“敗血症”という状態になって死んでしまうケースがあります。

○インフルエンザとどう違うのですか…?
 ところでインフルエンザというと、冬に流行するインフルエンザのことを思い浮かべる方も多いと思います。しかしインフルエンザ菌とインフルエンザは何の関係もありません。
実はインフルエンザ菌(Haemophilus Influenzae)は最初たまたまインフルエンザ患者さんから見つかりました。
しかし、その後インフルエンザウイルスが見つかり、インフルエンザの正体は後者だということが分かりました。その時点で名称変更すれば、こんなややこしいことにはならなかったのですが、そのままきてしまったため勘違いを起こしてしまうのです。
インフルエンザ菌とインフルエンザウイルス…間違わないようにしてくださいね。

今日はインフルエンザ菌とその症状についてのお話しでした。

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