6月 21 2011
インフルエンザワクチンについて
今日はインフルエンザワクチンについてのお話しです。
○インフルエンザワクチンはどんな方に打つといのでしょうか?
インフルエンザワクチンは自己負担が必要なのは、もうお分かりかと思います。
これは必ずしも打つ必要がない“二類”定期接種に分類されているためです。ただし60歳以上の基礎疾患(…つまり持病のこと)を持つ方と65歳以上のすべての方には、自治体からの公費が支給されます。少々お安く打っていただけるというわけです。
これは高齢者はインフルエンザを重症化させやすいので、なるべく打ってほしいということからです。
ちなみにアメリカでは生後6カ月から5歳までは罹患しやすいとして、なるべく接種するよう呼びかけています。
○接種の実際
日本においては13歳未満の年少児は2回接種、一方13歳以上は1回接種となっています。これは、子どもは1回では免疫が十分に獲得できないことがわかっているためです。
しかも抗体が身体の中で出来上がるのは1カ月程度かかります。ゆえに接種はインフルエンザが蔓延し出す1カ月前に済ませるのが最適です。つまり10月中旬に接種をされることが良いということになりますね。
インフルエンザはポピュラーな疾患ですが、時に死にいたる病気です。ワクチン接種で未然に防ぐことをお勧めします。