6月 20 2011
高齢者の転倒・転落…どのように対策を打てばいいのでしょうか?
高齢になるとどうもふらつくとおっしゃられる方がみえます。人は年齢が高くなると足腰が弱くなり、転倒しやすくなります。今日は高齢者と転倒・転落のお話です。
○転倒しやすい方とは…?
高齢の方といえど、転倒しやすい方とそうでない方が見えます。統計上そのような傾向があるのです。75歳以上であること、女性に多いこと、すでに転倒した経験があること、移動能力の問題などです。ちなみに移動能力の問題とは歩く能力のことで、歩行スピードが遅くなってくることと相関いたします。
○飲まれている薬剤も問題になります
高齢になると血圧の薬など毎日定期的にお薬を飲んでいる方がみえます。
その中でも睡眠剤が効きすぎていると、足元をふらつかせる要因になります。直接ご本人の問題ではないため、医療者側やご家族に注意が必要といえるでしょう。
○転倒予防にはどうしたらいいでしょうか?
転倒すると骨折し、寝たきりという生活が待っています。そのためには転倒しないようにすることが第一ですが、ではどうしたら転倒予防が出来るでしょうか?
地域に転倒予防教室というものが開講されています。これは地域包括支援センターという中学校区に1つある公的機関で行われております。こちらを利用されると良いと思います。
○もっと予防に力を入れたい方に…
教室でのレッスン以外にもっと力を入れて取り組みたい方も見えるかと思います。また、周囲のご家族で高齢の方が心配だという方も見えるでしょう。
この場合はやはり医療機関にお越しいただくのがいと思います。
高齢で転倒の可能性がある方ほど血液中のビタミンDが低下していると言われています。また季節的にビタミンDが低下するときに、転倒事故が発生することもわかってきました。
ビタミンDを補給する治療を開始するといいでしょう。しかもアメリカの医学雑誌にてビタミンDの補給で転倒予防の効果があったことが確認されています。
○ご自身で出来ることは?
更にご自身や身の回りの方で簡単にできることはないのでしょうか?
転倒しにくいつま先の上がった靴が購入できます。
また万が一転倒しても大腿骨頸部骨折を予防する“ヒップ・プロテクター”というものが既に発売されているので、積極的に活用されるのが良いと思われます。
