11月 01 2010
場慣れすることが大切です~不安障害の治療法~
近年、メンタル疾患がいろいろと取りざたされているようです。精神的に参ってしまわれて、職場を長期間にわたって休職しなくてはならない方がいらっしゃるようです。
きょうはそのメンタル疾患のうち不安障害の治療の概要についてのお話です。
不安障害とはパニック障害・社会不安障害・心的外傷後ストレス症候群(PTSD)・強迫性障害・全般性不安障害といったものがあります。
これらの治療法に共通するのが、精神療法と薬物療法を組み合わせて行うというものです。
精神療法の大まかな概要はexposureといい、場馴れしていただくことにあります。例えば対人恐怖症のような社会不安障害の方に「人と対峙したところで、特別何も起こらないよ。安心していいよ」ということを感じていただきます。それによって今まで感じていた、まわりの方からすれば理解しがたいばかばかしい不安など、とるにたらないものだと認識していただくのです。
また薬物療法は抗不安薬・抗うつ薬などを使いながら、気長に治療をしていただくのです。
近年、精神疾患に対するアプローチは変わりつつあります。もしも心当たりのある方は、ご相談ください。