3月
23
2010
○かゆみを抑える
かゆみを抑えるのは主に抗アレルギー剤になります。これを毎日服用していただくのが良いでしょう。最近の研究で抗アレルギー薬はかゆみの予防薬の役目があることが分かってきました。それゆえ余計に“毎日”飲んでいただくとよいと思われます。
ただ、眠気が強く出てしまわれる方もいらっしゃいますので、その場合は多剤に変更するなどの工夫がでしょう。
また効果が表れない方に関しては、2種類の薬を服用するか多剤に変更するかしないといけません。
3月
22
2010
アトピー性皮膚炎は現代人の大きな問題になっております。今日はそのアトピー性皮膚炎の治療法火ついてのお話です
○治療には3つの基本線があります
アトピー性皮膚炎の治療に際し、3つの基本線があります。それは
①かゆみを抑えること
②皮膚症状を改善すること
③原因物は何か?を特定すること
です。ではそれぞれについて見ていきましょう
次回はそれぞれについてのお話です
3月
22
2010
19日(金)に岩倉市医師会講演会「頭痛の診断と治療」講師一宮西病院 脳神経外科部長 宮嵜章宏先生

を受講してきました。慢性頭痛から2時聖頭痛まで幅広く診断治療のポイントを示していただきました。
3月
21
2010
幼い子供さんが秋の終わりから春までの間に急な嘔吐・下痢を発症する病気。それが乳児嘔吐下痢症といいます。この原因の多くがロタウイルスですが、このウイルスに対する予防接種がはじまる見通しです。
○ロタウイルスワクチンの特徴
ロタウイルスワクチンはすでに世界100カ国以上で承認され、発売前後の調査でも有効性が証明されております。重症胃腸炎を85~95%抑えることができることが分かっているのです。
また接種に際しての副反応はほとんど認められないことも、アメリカの調査で判明しております。
○ロタウイルスワクチンの原理…重症化を抑えます
ではロタウイルスワクチンはどのようにして効果を発揮するのでしょうか?
ワクチンは毒性を弱くしたウイルスを口から飲んでいただきます。そうするとウイルスに感染するわけですが、同時に体内で抗体ができます。もちろん毒性が低いため嘔吐などの症状はでません。
またヒトは何度もロタウイルスに感染し、感染するたびに症状が軽くて済むことがわかっています。しかも種類の違う(兄弟のような関係の)ロタウイルスに感染しにくくなることもわかっています。つまり“ワクチンを何度かに分けて接種すれば重症化が防げる”というわけです。
ロタウイルスワクチンの目的は重症化を防ぐことです。軽症で済めば嘔吐も下痢もほとんど起こらずに済みます。
このワクチンの導入が検討されているようです。一日も早くお子さんとお母さんから嘔吐・下痢の苦しさと、脱水症状の危険からの解放がなされるといいですね。
3月
20
2010
現在日本ではポリオワクチンは生ワクチンが使われています。しかし欧米では不活化ワクチンが主流で、現在日本でもこの不活化ワクチンの導入が検討されているようです。
○不活化ワクチンの有効性
不活化ワクチンを接種すると血中に抗体が獲得されます。有効率は90パーセント以上とされています。
また接種による副反応は重篤なものも含めそれほどなく、安全に接種できるといえます。
○お母さんの時間的負担も少なくて済みます
不活化ワクチンは各医療機関で個別接種が可能になってきます。なかなか時間がとれない現代のお母さん方には負担が少なくて済みそうです。
また、現在本邦では三種混合ワクチンとの混合製剤を臨床試験中です。三種混合ワクチンと同時に接種して、いわば四種混合ワクチンとして接種するのです。
ますますお母さん方の負担が減っていいことですね。
3月
19
2010
かつて世界中で猛威をふるったポリオ。近年はポリオワクチンのおかげで皆無といっていい状況になってきました。
今日はそのポリオワクチンについてのお話です。
○経口生ワクチン(OPV :Oral Poliovirus Vaccine)の特徴
現在日本で接種されているのがこのタイプのワクチンです。“生”と名前が付いているように、成分はワクチン用に毒素を薄めたウイルスそのものです。
子どもの口からワクチンが入ると生きたまま腸まで届き、そこで増殖します。その結果私たちの身体が免疫機構を作るきっかけとなり、ポリオに対する耐性を獲得します。
○いいことばかりの生ワクチン…そうもいかないようです
上述のように、生ワクチンは弱毒とはいえウイルスそのものです。当然ポリオウイルスの性質を持っています。よって数百万例に1例神経的な後遺症を残すことがあります。ワクチン関連マヒ(VAPP: Vaccine-Associated Poliomyelitis)といわれています。
○ワクチン関連マヒ(VAPP: Vaccine-Associated Poliomyelitis)は周囲の人にも関係します
生ワクチンは服用後しばらくは糞便中に排出されてきます。子どもがワクチンを接種してしばらくしてお父さんがワクチン関連マヒ(VAPP: Vaccine-Associated Poliomyelitis)を発症したという報告もあります。注意が必要です。
3月
18
2010
口唇口蓋裂は、最近の医学の進歩でほとんど目立たない状態に治療をすることができるようになりました。
今日はお父さんお母さんが口唇口蓋裂という病気に遭遇するところから、治療までを簡単にお話します。
○出生前診断が可能です
最初にお母さんが口唇口蓋裂という病気に出会うのは、産婦人科の妊婦さんの定期検診の際だと思われます。超音波エコーで産婦人科医師からこの病気を持った子どもであることを告げられて、はじめて事態に直面するのです。
○出生直後の治療が最適です
産婦人科で診断がついても、生まれるまでは特に治療は必要としません。生まれてから形成外科で手術をするのですが、最近は修正直後の治療が可能になっています。また出生後早期に手術した方が傷跡がきれいであるという報告があります。
○口唇口蓋裂はチーム医療でなされます
手術後は小児科の医師を中心として、言葉の面をみてくれる言語指導士さんや哺乳の面をみてくれる矯正歯科・小児歯科の先生などが緊密に連携を取って治療に当たってくれます。よって口唇口蓋裂のお子様を妊娠された場合は、いわゆる“里帰り出産”は難しいかもしれません。
3月
17
2010
待望の赤ちゃんを授かったと思ったら、口唇口蓋裂(…俗に言うみつくち)だった。地方によっては根強い差別意識が残るところもあるようです。しかし両親を責めてはいけません。口唇口蓋裂はだれでも起こる病気といえます。
○発生率は500人に1人です
口唇口蓋裂の発生率は500人に1人です。また遺伝の関係で差別が言われることがあるわけですが、これは多因子遺伝という範疇に属します。ここでいう多因子遺伝とは複数の母胎内環境要因と遺伝要因が重なり合って発症することです。ちなみに遺伝的要因はだれでも持っています。私たち全員が持っているのです。それと原因不明の環境因子が結びついて発症してしまうのです。
つまり親が口唇口蓋裂だからといって子どもさんに必ず発症するということはありません。
○兄弟2人とも発症しますか?
上の子が口唇口蓋裂だったからといって下の子までも発症するかといったら、そんな事はありません。たしかに近親発生率が高くなるデーターはありますが、ごくごくわずかな違いですので、あまり心配なさらないほうがいいと思います。
3月
16
2010
あせもはお子様の皮膚疾患ではありふれたものといっても良いかと思います。きょうは個のあせものお話です。あせもは皮膚に存在する汗の管(汗管)が詰まって起こるのですが、つまる場所によって微妙に症状が違います。
○水晶様あせも
汗管が角質層あたりのごく浅い所で詰まると、水疱がまるで水晶のようにキラキラとして出来ます。ただし、汗がひくと水疱は破れてオブラート状の落屑になり、やがて剥がれおちます。
よって特別な対応は必要ありません。
○紅色あせも
汗管が表皮内で詰まると炎症がおこり、赤い丘疹となります。丘疹は粟粒~米粒大になり、かゆみを訴えます。また時として水疱やのう胞になることもあります。
よってかゆみ止めとしての外用剤をぬr5うことが必要となってきます。また細菌感染を起こしている場合には抗菌薬の塗り薬や内服が必要になってくる場合があります。
○深在性あせも
汗管が真皮内にて詰まったために起こります。小丘疹がみられます。
3月
15
2010
今日は子供のあせもの予防についてのお話です。
○あせもは予防が肝心です
あせもは予防することが肝心です。汗を多量にかかないために、風通しの良い涼しい環境を整えます。室温20~24度、湿度50~60%に保つのが最適とされています。汗をかいたらなるべく早めに拭き取り、こまめに着替えをさせましょう。衣類や寝具は木綿のように吸湿性・通気性に優れた素材のものを使うと良いでしょう。
外出や昼寝の後は水に近いぬるま湯でさっと汗をながすようにしましょう。そして石鹸をよく泡立てて、あせもの部分をそっとなでるように洗い、丁寧に石鹸を落とした後に軟らかいタオルでやさしく押し拭きです。