4月 23 2010
いまや国民病ともいえる骨粗鬆症
骨粗鬆症という病名はいまの日本にすっかり定着してきた感があります。今日はその骨粗鬆症のお話です。
○すでに1000万人です
現在、日本国内では1000~1100万人の方が、骨粗鬆症の患者さまであると言われております。骨粗鬆症になると背骨がつぶれたり、脚の付け根の骨折を起こしたりすることが患者さまにとって直接の影響になります。特に足の付け根の骨折は寝たきりの原因となるケースが多く、重大な病気といえましょう。
○骨の量を診断します
では具体的にどのように診断するのか、というお話です。
当院では足の骨に超音波をあてることで骨の密度を測定する方法をとっています。この方法は検査時間も数分と短く、痛みなどの苦痛もないため患者さまに負担のない方法になっております。
○年齢以外にも原因が眠っている場合があります
骨の量は年齢を重ねるほど減ってきてしまいます。そのほかにも副腎皮質ホルモン製剤を服用している方や、糖尿病のかたも骨の量が減ります。
そのためこれらがベースにないかどうかを念頭にする必要があります。