2月 11 2010
RSウイルスに注意しましょう
RSウイルスというと聞きなれないかもしれませんが、冬季におけるインフルエンザとともに発症率の高い感染症のことです。
RSウイルスは上気道から下気道にかけて感染するウイルスで、細気管支炎を引き起こします。すべての年齢層に感染するため家族内感染が多く、2歳までには少なくとも1回は感染するといわれています。しかもウイルス自体が少しずつ姿かたちを変えていくので、生涯に何度でも感染します。
細気管支炎という入院を考えなくてはならない疾患の原因になるウイルスなので、注意が必要です。
○家族内感染を防ぐには…接触感染ってなんだろう?
RSウイルスは接触感染にて感染が成立します。
“接触感染”というと、何となくイメージできるかと思いますが、正確にご存知の方は少ないようです。
唾液や鼻水にはウイルスが混ざっており、これらを触った手で水道の蛇口やドアのノブに触れると、そこにウイルスが付着します。付着したウイルスは6時間もの長い間そこで生息するともいわれています。つぎにほかの人がその蛇口やノブを触って、触った手で目や鼻をこすると他人への感染が成立してしまいます。
よって家族内感染を防ぐには多数の人が触りそうなところをしっかり清潔にすることです。
○症状はどんなものが…?
感染が成立をすると、4~6日の潜伏期を経て症状が出現します。最初は熱・鼻水などの症状で、2~3日すると咳が出現してきます。通常はこの程度のいわゆる“かぜ”症状で終わるのですが、ときにひどい咳から細気管支炎となり入院する場合もあります。しかも入院となるような症例も、一般的には安静程度で軽快していきますが、人工呼吸管理が必要になるケースもあるので要注意です。
○治療法は?
熱や咳、鼻水といった通常の風邪様症状ならば、熱下げ咳止めなどでかまいません。それと大切なのは、熱が出た際に脱水予防のための水分補給をマメに行うことです。
