9月 12 2013
ジオネラ肺炎
今日はレジオネラ肺炎という少し変わった肺炎のお話しです。
〇温泉で感染する肺炎です
皆さんは温泉がお好きですか?そう聞かれて“はい!”とお答えになられる方は多いと思います。
しかし、温泉で感染する肺炎があることをご存知でしょうかと言われ、知っておられる方は少数派かと思います。もちろん温泉に行けば必ず感染するというものではありません。
使ったお湯を使いまわしている、循環式の温泉に発生することが多いのです。
〇貯水槽内で増殖します
この肺炎はレジオネラ肺炎と言い、「レジオネラ菌」によって引き起こされます。
このレジオネラ菌はぬるま湯の中で増殖する特徴があり、ゆえに循環式の温泉でこの病気は発生するのです。ぎゃくにかけ流しの温泉では発生する可能性が低くなります。

〇呼吸困難が早期からみられます
では、このレジオネラ肺炎はどんな症状をきたすのでしょうか?
症状としましては、咳・痰・発熱・筋肉痛など、通常の肺炎と似たような症状をとります。ただし、呼吸困難が早期からみられるということが特徴的所見です。
〇診断はどうするのでしょうか?
これといった特徴的症状が乏しいレジオネラ肺炎ですが、診断はどのようにするのでしょうか?
症状で診断しにくい以上、体内の菌を捕まえるしかありません。
方法は血液培養や尿中抗原で確定します。血液培養とは、血液を採取してきて血中にいる菌を実験室でわざと栄養を与え成長させることで“いる”という証拠にしようとするものです。尿中抗原とは菌の足跡ともいえる抗原を測定することで“いる”という証拠にしようとするものです。
〇治療方法
治療方法は、ばい菌退治ゆえに薬を投与します
マクロライドとかニューキノロンといったカテゴリーに属する薬を投与することが治療の第一選択とされています。
