9月 16 2011
高脂血症(脂質異常症)の考え方
きょうは高脂血症の考え方についてのお話しです。
○高脂血症(脂質異常)とは…?
高トリグリセリド(TG)血症、高LDLコレステロール(LDL-C)血症、
低HDLコレステロール(HDL-C)血症のどれに当てはまっても高脂血症(脂質異常症)といいます。

○測定のタイミングは…?
早朝の空腹時が望ましいとされています。
○測定値の注意点について
LDLコレステロールの値はfriede-waldの式(LDL-C=TC-HDL-C-TG/5)
にて測定します。なおトリグリセライド(TG)値が400mg/dl以上であったり満腹時には直接的に測定しますが、正確でないことがあります。

○non-HDL-C
TG値が高い場合、計算値でも直接測定した値もともに不正確といわれています。
その場合総コレステロール(TC)値からHDL-C値を引いたnon-HDL-C値も考慮します。non-HDL-C値はLDL-Cに30を足した値を基準にします。
