6月 29 2011
乳児のスキンケアについて
今日は乳児のスキンケアについてのお話です。スキンケアというと、女性のお肌のお手入れのイメージをお持ちになられると思います。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんにとってはそれまでに肌が空気に触れるという経験がありません。肌にとっては過酷な環境にさらされるというわけです。
また、赤ちゃんはその時期によって肌のコンディションが変わっていきます。そのコンディションによって出現するトラブルも変わってきます。
今日はお肌の時間的変化とトラブルについてのお半死を進めていきます。
○まずは脂漏性湿疹から
生まれてすぐに経験するお肌のトラブルとして、脂漏性湿疹があります。これは生まれてすぐは、皮脂が多量に出ることによります。よって、ほぼすべてのお子さんが関係することになります。この場合は丁寧に皮脂を取り除いてあげることが先決です。
○ムチムチした肌に…
赤ちゃんは肌がムチムチしている分肌がすれたり重なったりして、風通しが悪くなっています。そうすると湿カンジダ菌がたまって湿疹が出来たりします。
この場合酷い時には抗真菌剤が必要になることもありますが、殆どはきれいに洗ってあげることで十分に対応可能です。
○洗ってあげる時の注意事項
では、肌を洗ってあげるときにどんな事を注意したらいいのでしょうか?
まず石鹸選びですが、弱酸性の石鹸を使ってください。肌のコンディションは弱酸性なので、それに合わせたものということです。そして当然ですが、しっかり洗い流さなくてはいけません。
○保湿剤はぬってあげましょう
洗った後は保湿剤をぬってあげましょう。というのも洗ってあげることで肌のバリア機能が低下します。それを補う目的で使います。
保湿剤は軟膏・クリーム・ローションなど色々な剤形がありますが、1点注意が必要です。パラペンという防腐剤が入っていないものを使う必要があるのです。
今日は赤ちゃんのスキンケアのお話でした。