9月 11 2010
うつ病の症状
今日は前回に引き続きうつ病のお話のうち、症状についてのお話です。
○まずは身体に症状が現れます
うつ病の初期には“眠れない”“食べれない”“疲れやすい”といった症状が出てくることが多いようです。この時期に十分な休養をとらないと本物のうつ病に進行していってしまいます。
○考え方を変えましょう
うつ病になる方は真面目で優等生タイプの方が多い傾向にあります。このような方はえてして「人間は努力するべきだ」「やるからには成功しなくてはいけない」といった自分を過度に叱咤激励する傾向にあります。また「私が悪いからこうなった」「あの時の失敗が原因でこうなってしまった」といった破局的ともいえる見方をしてしまいます。
しかしこのような考え方のままではどんどん深みにはまってしまうので、考え方を変えていただく必要があります。これを認知行動療法といいます。
○メタボリックシンドロームや生活習慣病と関連があるかもしれません
メタボリックシンドロームや生活習慣病は、ストレスと大いに関係しています。ストレスの多い生活や抑うつ傾向の人はメタボリックシンドロームや生活習慣病を発症するリスクが高く、メタボリックシンドロームの人の中には抑うつ傾向を伴う方が見えます。
メタボリックの予防がうつ病発症の予防になるのではないかという研究もあるくらいです。
このようにして、近年うつ病は症状ひとつとっても多岐にわたることがわかってきました。
不幸にしてうつ病を発症してしまわれても、周囲の方の協力を得て時間をかけて心を軽くされていけばいいのではと思います。
