9月 09 2010
抗リュウマチ薬の治療について
今日は前回に引き続いて、抗リュウマチ薬での治療についてのお話です。
○どのような場合、抗サイトカイン療法が受けられますか?
抗サイトカイン療法は、従来の治療法を試してもうまくいかない方に行います。
この治療法により…
1、痛みがあったり、腫れがある関節の数が減っていく
2、検査値(…とくに炎症の存在を示す値)が改善される
3、関節破壊の進行が食い止められる
4、日常生活の上での困難な動作が減る
といったことが期待できます。
○副作用はありますか?
一方で副作用の発現もあります。
結核や肺炎などの重い副作用が認められております。抗サイトカイン療法は注意が必要な治療といえるでしょう。
○治療期間はどれくらいかかりますか?
治療期間の目安は半年くらいと考えてください。なかなか効果が出ないお薬であることを知っておいていただきたいと思います。
また、効果が表れにくい場合は他の抗サイトカイン薬に変更することもあるので、定期的に医療機関に受診をして、医師としっかり相談をしながら治療をする必要があります。
「旅行がしたい」「外に出て働きたい」など、どんな生活がしたいのか目標を立てて、その目標を達成するにはどうしたらいいかを医師と相談し合って治療を進めましょう。
